Gm7とかFmM7-5/Gの使い方を知りたいし、使いこなせるようになりたい!

という方へ。これらのコードを分かりやすく解説し、応用できるような例なども用いて解説していきます。
また、全てkey=Cのコード解説になっています。

ポップスでよく使われるほとんどの和音まとめてます。
ポップスで良く使われる和音まとめ【コード進行と代理】

  本記事の内容

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G7のコード解説

①構成音と機能【G7編】

G7の構成音は、
「ソ」「シ」「レ」「ファ」
です。

機能はドミナントとして機能します。

②代理コード【G7編】

G7は代理として、裏コードC#7を使うことができます。

テンションは「ラ(9th)」「ラ♭(♭9th)」「ミ♭(♭13th)」を使う場合が多いです。
「ラ♯(♯9th)」のテンションはブルーノートを使う場合によく使われます。

③コード進行【G7編】

①スケールトーンを上がっていくパターン
Dm7Em7FG7

このように上がっていきます。
このまま、
G7G/AG/BC
と上がる場合やCマイナーに部分転調して、
G7G#A#C
と上がっていく場合もあります。

②2-5-1進行で使われるパターン
Dm7G7C

サブドミナントドミナントトニックと進行する基本的なコード進行です。
ポップスはこの進行の応用が多いので覚えておきましょう。

③王道進行で使われるパターン
FG7Em7Am7

基本的にG7Cですが、同じトニックであるEm7へ進行する場合もあります。
また、Em7E7G#dim7へと代理するパターンもよくつかわれます。

④使用できるスケール【G7編】

Cメジャーから作られる和音なので、Cメジャースケールを使うことができます。
また、7thコードなのでGオルタードやGミクソリディアン♭6など、ドミナント系スケールも使えます。

不協和なテンションは「ド(11th)」と「ファ#(M7th)」です。

とまぁ紹介しましたが、「ド」の音は全然使えます。
しかし、ロングトーンのドを使う場合で、狙いたいイメージがないなら余計な事せずGsus4を使った方が良いと思います。

G7(♭9)の実際の使用例

G7(♯9)の実際の使用例

Gaugのコード解説

①構成音と機能【Gaug編】

構成音は、
「ソ」「シ」「レ♯」
です。

機能はドミナントとして機能します。

②代理コード【Gaug編】

GaugG7の代理です。

無理やり表記を変えるとG(♭13)omit5です。

③コード進行【Gaug編】

①2-5-1進行で使うパターン
Dm7GaugC

内声で「レ→レ#→ミ」と半音の動きを出したい時に使われます。
メロディでシッカリ半音の動きをなぞる場合もあれば、裏の楽器でこっそりなぞっている場合もあります。

④使用できるスケール【Gaug編】

augコードなので、GホールトーンやGミクソリディアン♭6を使えます。

Gaugの実際の使用例

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F/Gのコード解説

①構成音と機能【F/G編】

構成音は、
「ソ」「ファ」「ラ」「ド」
です。

機能はドミナントです。

②代理コード【F/G編】

F/Gは代理として、構成音が似ているDm7/GG7sus4を使えます。

「ミ(13th)」「ミ♭(♭13th)」「レ(5th)」辺りの音を使う場合もあります。

③コード進行【F/G編】

①2-5-1進行で使うパターン
Dm7F/GC
Dm7Dm7/GC
Dm7Dm7-5/GC

分子コードはサブドミナントを引き継いで、ベースはドミナントの音となっています。
お洒落にしたいときなど、G7ほどドミナントの不安定が欲しくないときに使われる場合が多いです。

②転調に使うパターン
色々なパターンはありますが、ここでは良く使われるものだけ紹介します。

・短三度上に動くパターン
F/G(keyC)→Ab/Bb(keyEb)
B/C#(keyF#)→D/E(keyA)

・短二度上に動くパターン
F/G(keyC)→F#/G#(keyC#)
G/A(keyD)→G#/A#(keyD#)

・短三度下に動くパターン
F/G(keyC)→D/E(keyA)
B/C#(keyF#)→Ab/Bb(keyEb)

それぞれ共通して言えるのは、F/G平行移動して転調しています。
また、この平行移動を抜けるには「F/GC」を利用すれば、自由な位置で転調を止められます。

④使用できるスケール【F/G編】

F/GDm7/Gは、Cメジャーから作られる和音なのでCメジャースケールやGミクソリディアンを使うことができます。

Dm7-5/Gは、Cマイナーから作られる和音なのでCマイナースケールやG-HMP5Bなどを使うことができます。

F/Gの実際の使用例

Dm7/Gの実際の使用例

Dm7-5/Gの実際の使用例

FmM7-5/Gのコード解説

①構成音と機能【FmM7-5/G編】

FmM7-5/Gの構成音は、
「ソ」「ファ」「ラ♭」「シ」「ミ」
です。

機能はドミナントです。

②代理コード【FmM7-5/G編】

FmM7-5/Gは、G7の代理として用いられます。

G7(♭9,13th)omit5と無理やりコード表記を変えることもできます。
構成音に「ド~ミ♭」の全音二つ分の音が使われていないため、とても不安定な和音なのが特徴です。

③コード進行【FmM7-5/G編】

①2-5-1進行で使うパターン
Dm7FmM7-5/GC

G7の代理として使うパターンです。

④使用できるスケール【FmM7-5/G編】

Gコンディミスケールから作られた和音なので、基本的にGコンディミしか使えません。

結構特徴的な和音なので、数十回聞けば覚えられると思います。

FmM7-5/Gの実際の使用例

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Gm7のコード解説

①構成音と機能【Gm7編】

Gm7の構成音は、
「ソ」「シ♭」「レ」「ファ」
です。

機能はドミナントマイナーです。

②コード進行【Gm7編】

①key=Fの2-5-1で使うパターン
Gm7C7FM7

これはkey=Cに戻すと、
Dm7G7CM7
となっています。つまりkey=Fに部分転調しているという見方ができます。

カノン進行をリハモした例では、
CBm7E7Am7Gm7C7FM7
と進行します。
Bm7E7Am7
key=Aに部分転調していて、

Gm7C7FM7
key=Fに部分転調しています。

②古典和声に従った進行パターン
Gm7FM7

古典和声ではGm7は原則FM7にしか進むか、①で説明したC7を挟む形でしか使えません。

ポップスでもこれ以外の進行はあまり見ませんので、これらの進行を覚えると使いこなせるようになると思います。

③使用できるスケール【Gm7編】

m7コードなので、GマイナースケールやGドリアンスケールなどマイナー系のスケールを使うことができます。

不協和なテンションは「シ(3rd)」「ミ♭(♭13th)」です。

Gm7の実際の使用例

C/Gのコード解説

①構成音と機能【C/G編】

C/Gの構成音は、
「ソ」「ド」「ミ」
です。

機能はトニックドミナントです。

②代理コード【C/G編】

C/Gは代理としてCGsus4が使われます。

ベースが「ソ」とドミナントの音ですが、「ド(sus4)」を使っているので比較的安定しているコードです。
カノン進行でもよく使われます。

③コード進行【C/G編】

①カノン進行で使われるパターン
CG/BAm7C/GFM7

このように使われます。安定した進行感を出したい時に有効に使うことができます。

②下降クリシェで使うパターン
AmG#augC/GF#m7-5

この下降クリシェは「ド」「ミ」を保留したままベースだけが下降していきます。
その場合、構成音に「ド」「ミ」が含まれるC/Gが一番合うわけです。

④使用できるスケール【C/G編】

C/GCメジャースケールから作られる和音なので、CメジャースケールやGミクソリディアンを使うことができます。

不協和なテンションは「シ(3rd)」「ド♯(♯11th)」「ファ(7th)」の音です。
しかし「シ」「ファ」はロングトーンでなければ余裕で使える音なので、特に気にせずメロディを作って良いと思います。

C/Gの実際の使用例

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GM7のコード解説

①構成音と機能【GM7編】

GM7の構成音は、
「ソ」「シ」「レ」「ファ♯」
です。

機能はドミナントです。

②代理コード【GM7編】

GM7Gの代理コードとして使われます。

G7ほどの緊張感はなく、C/GGsus4より不安定な和音です。

③コード進行【GM7編】

①禁則の違和感を和らげるために使うパターン
GM7Dm7

本来、ドミナントサブドミナント古典和声では禁則とされています。
それはドミナント7thが持つ「トライトーン(ファとシの減五度の音間のこと)」はトニックに進行したい欲求がかなり強いからです。

しかしGM7の場合だとトライトーンがなくなるため、禁則を犯した違和感を和らげることができるわけです。

同じように禁則の違和感を和らげるためにGsus4を使うこともあります。
Gsus4Dm7

④使用できるスケール【GM7編】

GM7Cリディアンから作られる和音なのでCリディアンやGメジャースケール、Gリディアンスケールを使うことができます。

不協和なテンションは「ラ♭(♭9th)」「ド(11th)」です。
それ以外は許容的な音です。

GM7の実際の使用例

ポップスでよく使われるほとんどの和音まとめてます。
ポップスで良く使われる和音まとめ【コード進行と代理】

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