【まふまふ&田中秀和】「人類みなセンパイ!」のコード進行を解説

この記事は、作曲・編曲:まふまふ/田中秀和の「人類みなセンパイ!」イントロ部分のコード進行の解説をします。
また、簡単のため「Key=C」に移調して解説しています。
機能としてトニックはC、サブドミナントはF、ドミナントはGの色分けしています。セカンダリドミナントはE7とします。
しかし、同じコードでもクラシック目線、ジャズ目線で異なる機能を持つことが多いので、参考程度に見てください。

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【まふまふ&田中秀和】「人類みなセンパイ!」のコード進行を解説【イントロ編】

0:00-0:13の部分です。二回目からの再生はフルで流れます。
ちなみにPCの方は動画を右クリックするとループできます。

コード進行を見る

F#m7-5 FmM7 |Em7 Ebdim7 |

Dm7 G7|

C Dm7 Ebdim7 C/E Caug |

F#m7-5 B7 |BbM7 A7 |

Dm9 Dm9/G |CM9 Aaug/Eb |

コード進行の解説【一行目】

F#m7-5 FmM7 |Em7 Ebdim7 |

いきなりF#m7-5から始まりますが、これはFM7の代理として使われるのでFM7から始まってると思ってください。
また、二つ目のコードのFmM7は、同主調から借用してきたFmに「M7th(ミ)」のテンションを加えたものです。
「ベースの半音下降」+「サブドミナント→サブドミナントマイナー」の綺麗な進行を作ることが出来るのでポップスでは頻繁に使われます。

この進行のベースの部分だけ抜くと、
「ファ#」→「ファ」→「ミ」→「レ♭」
と半音ずつ下がっています。また、内声音も見ると、
「ラ」→「ラ♭」→「ソ」→「ソ♭」
と半音ずつ下がっています。
コードで半音の動きを作るテクニックは曲を情緒豊かにしたいときによく用いられます。

コード進行の解説【二行目】

Dm7 G7|

これは普通の2-5-1進行で、次もしっかりとCへと着地しています。

コード進行の解説【三行目】

C Dm7 Ebdim7 C/E Caug |

コードの流れを見る前に、まずメロディを見てみましょう。
「ミ」→「ファ」→「ファ#」→「ソ」
とキメています。これに三度下のハモリを付けるとしたら、
「ド」→「レ」→「レ#」→「ミ」
となります。

ここのコード進行は「ハモリ」「メロディ」に合うコードを選んだだけです。
「ド」「ミ」に合うコードはCです。
「レ」「ファ」に合うコードはDmです。
「レ#」「ファ#」に合うコードはE♭mE♭dimです。
「ミ」「ソ」に合うコードはEmC/Eです。

単にこれを並べてもいいのですが、四行目でコード進行が暴れる予定でメリハリをつけるため、ここでは安定な「ド」の音を保留音にしたいのです。
なので、上手くテンションを加えてコード進行を鳴らすと
CDm7Ebdim7C/E
となります。
このコードは頻出コードなので覚えておいても良いかもしれません。
また、C/EEm7などに変わる進行もよく見ます。

最後のCaugの部分ですが、これはC7の代理として使われます。
また、三行目と四行目を繋ぐ進行は、
CaugF#m7-5
と難しそうに見えますが、F#m7-5は前述したとおりにFM7の代理として使われるので実際には、
C7FM7
と簡単なことをしているだけです。

コード進行の解説【四行目】

F#m7-5 B7 |BbM7 A7 |

三行目で安定なコードを鳴らした分、四行目はめちゃくちゃ暴れます。
F#m7-5B7
key=Eの2-5-1進行から借用してきています。

次に後半のコード進行は本来
B7E7A7
ダブルドミナントというテクニックを使用して暴れたかった考えられます。

参考:セカンダリドミナントの説明と使い方【徹底解説】

しかし、E7「ラ(11th)」のメロディを使うと、音が濁り不協和に近づいてしまします。
不協和になりそうな時は代理コードを使います。
E7の裏コードであるB♭が代理として使えますので、代理してあげると、
B7B♭A7
となります。
また「ラ」のメロディを綺麗に鳴らすために、思いっきりコードトーンに入れちゃいます。M7th(ラ)」のテンションを加えると、
B7BbM7A7
となりました。

コード進行の解説【五行目】

Dm9 Dm9/G |CM9 Aaug/Eb |

ここも普通に2-5-1進行です。
G7の代理としてDm9/Gが使われています。
本来は、
Dm9G7C
なのですが、G7には導音「シ」が含まれ、これは「ド」へと着地したい気持ちが強い音です。
しかし、CM9M7th(シ)がテンションに乗っているので解決することができませんね。
解決できないならいっそのこと、G7の「シ」を消したコードにしようという訳で代理されています。

最後のコードとAメロの頭のコードは、
Aaug/E♭Dm9
と繋がっています。Aaug/E♭A7の代理として使われるので戻してあげると、
A7Dm9
セカンダリドミナントをしているだけです。

Aaug/E♭の構成音でメジャースケールにない音は「ミ♭(1st)」「ド♯(7th)」です。これらは、
「ミ♭」→「レ」
「ド#」→「レ」
半音下降、半音上昇によって解決されます。

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