王道進行と実践的に使える編曲5パターン【絶対に知っておくべき】

王道進行ってなに?王道進行の亜種とか沢山あるっぽいけど知りたいな。

この疑問を解決します。

また、全てkey=Cに移調して解説しており、
トニックサブドミナントドミナントセカンダリドミナントの色分けです。

  本記事の内容

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王道進行って何?【メリットとデメリット】

王道進行って何?【メリットとデメリット】

結論として「売れる曲には大体入っているコード進行」の事です。

この王道進行、Jpopでは長らく使われてきており、今でも良く使われるコード進行です。

FGEmAm
(IVVIIImVIm)

この進行の事で、別名4-5-3-6進行と呼ぶこともあります。

王道進行を使うデメリット

・色々な人が使うので、オリジナリティが出づらい。
王道進行は30年以上も前から使われていて、今使ったところで「何だこのキャッチーな凄い進行は?!」とはなりませんよね。
そしてコード進行が同じだとメロディが似たり寄ったりになってしまうので、オリジナリティが出づらいコード進行なわけです。

・初心者にとってメロディを付けづらい。
何処へ行っても「王道進行!王道進行!」と言われるせいで王道進行で作曲しようと思うんですけどかなり難しいんですよね。
理由は、主和音が無いからです。
「ド」が中心にあると意識して作曲するのも難しい時期に、ドを使えば不協和になりやすいGEmが入っています。いきなり王道進行から作曲したら挫折しちゃうんじゃないかなと思います。

・パターン化されていて飽きられやすい(飽きやすい)
これは「オリジナリティが出づらいデメリット」とほぼ一緒です。
作った曲が多くなればなるほど、王道進行と触れる回数も多くなります。
そうすると、本当に上手くメロディを考えないと同じようなメロディになってしまいます。
その結果、飽きられやすいし、自分でも飽きやすくなってしまうわけですね。

王道進行を使うメリット

・とりあえず展開しやすい(展開力がある)
王道進行はFから始まってAmで終わる進行です。
つまり、主和音の7th「C7」→「F」とスムーズに王道進行に入れます。
そして、Amのトニックで終わることで、次はサブドミナントやドミナントへ何処でも進行できるわけですね。

・アレンジパターンが沢山ある。
例えばG7を転回してG/Fにしたり、Em7E7に代理して泣かせに行ったり、かなり応用できるパターンがあります。
使う場所によって進行を少し変えるだけでも、曲の印象が変わるので飽きさせづらい曲を作ることが出来ます。

・リスナーのイメージに合致できる。
売れる聴かれる曲を作るなら、リスナーのイメージ(スキーマ)と適度な不一致することが大切になります。
「リスナーのイメージ(スキーマ)」と「曲の刺激」が極端に不一致する場合、「なんだこの変な曲」とリスナーの脳が理解しようとしません。
逆に「スキーマ」と「曲の刺激」が極端に一致する場合も、「はいはいコレ知ってる」と刺激が無さ過ぎてリスナーの脳は活動しません。
リスナーの脳が一番活動するのは「スキーマ」と「曲の刺激」が適度に不一致する場合ですね。
これを「スキーマ一致効果」と呼びます。
つまり、誰もが一度は聴いたことがある王道進行は「スキーマと一致」させるには都合が良く、難しい進行や難しいメロディの後に王道進行を持ってくれば、適度に不一致させてくれると考えられます。

メリットとデメリットをそれぞれ挙げましたが、自分としてはメリットの方が大きく感じます。

王道進行と実践的に使える編曲5パターン

王道進行と実践的に使える編曲5パターン

王道進行は、
FGEmAm
ですが、基本的に7thを付け足した
FM7G7Em7Am7
と進行することが多いです。

これを基本としてアレンジパターンを紹介していきます。

①G7をリハモした王道進行

FM7G/FEm7Am7

G7が転回されて7thの音がベースになっています。

落ち着いた印象や浮遊感が欲しい時に良く使われます。
伴奏がピアノだけの時に使ってあげると、結構映えて聞こえると思います。

②Em7をリハモした王道進行

FM7G7E7Am7

Am7のセカンダリドミナントとしてE7を挟んだ形です。

E7でウルっとくる感じを覚えておきましょう。
泣きのE7と呼ばれることもあります。

また、E7を代理してパッシングディミニッシュを使った進行、
FM7G7G#dim7Am7
と進行するパターンもあります。

③FM7をリハモした王道進行

Dm7G7Em7Am7

FM7の代理としてDm7を使った進行です。
これは「Am7→Dm7」と強進行の強い繋がりがあるため、王道進行を繰り返す場合に良く使われます。

FM7G7Em7Am7
Dm7G7Em7Am7

④Am7をリハモした王道進行

王道進行のあとDm7に進むときに良く使われます。
ここでは、王道進行のあとに2-5進行をすると考えましょう。

FM7G7Em7A7
Dm7G7C

Dm7のセカンダリドミナントとしてA7を挟んだ形です。
A7の所で明るくなったのが分かるでしょうか。

メロディを作る時はこの明るさを利用して「ド♯」のメロディを使うことが良くあります。

⑤key=Dのマイナー2-5進行を使うパターン

key=Cのマイナー2-5進行と言えば、
Dm7-5G7Cm
です。

key=Dの2-5進行は、
Em7-5A7Dm
ですね。ただ、すべての音を全音上に移動させただけです。

勘の良い方ならもう分かるかもしれませんが、key=Dに部分転調するテクニックでこの進行を使います。

FM7G7Em7-5A7
Dm7G7C

ポイントは「ド→シ→シ♭→ラ」と半音ずつ下がる構成音があることです。
編曲のときに、この音をエレピやストリングスでなぞってあげると、リスナーが気持ちよく聴くことが出来ます。(敢えて鳴らさない場合もありです。)

王道進行の編曲5パターン【まとめ】

①G7は「G/F」と代理
→安定感や浮遊感が欲しい時に使える。

②Em7は「E7やG#dim7」と代理
→泣かせたい時に使える。

③FM7は「Dm7」と代理
→前がAm7の時、繰り返しの時に使える。

④Am7は「A7」と代理
→次がDm7とかFM7の時とかに使えて、希望を持った明るさがある。

⑤「Em7→Am7」を「Em7-5→A7」に代理
→捻りたい時とか、半音の動きが欲しい時に使える。

以上で終わりになります。

王道進行が使いこなせるようになれば、かなり作風も広がるのでぜひこれで数曲作ってみてください。
また、セカンダリドミナントも使えるようになれば、かなりポップスっぽいポップスが作れるようになります。
参考:セカンダリドミナントの説明と使い方【徹底解説】

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