パッシングディミニッシュって用語は知ってるけど、どんなものか分からない!
自由に応用出来るようになって、自分の曲で使いたい!

この記事では、これらの悩みを解決するために、DTM初心者の方でも分かりやすくパッシングディミニッシュについて詳しく解説しています。今より作風を広げたい方や、理解度を深めたい方はぜひ記事をご覧ください。

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【DTM初心者でも分かる】パッシングディミニッシュの説明と使い方【徹底解説】

【DTM初心者でも分かる】パッシングディミニッシュの説明と使い方【徹底解説】

①パッシングディミニッシュの使い方

②パッシングディミニッシュの成り立ち

③パッシングディミニッシュの実際の例

と順序立てて、段階を踏んでより深く理解できるように解説していきます。

パッシングディミニッシュの使い方

結論として「ベースの半音の動きを作るために入れる」という使い方です。
半音ずつ動くというのは音楽では綺麗な動きで、気持ちよく聴こえます。

とは言っても、いまいちピンと来ないですよね。
例えば、
CA7Dm7
という進行があったとします。これのベースの音だけ見てみると、
「ド」→「ラ」→「レ」
です。

「音楽は半音ずつ動くと気持ちいい」でした。
とするとベースの「ラ」「ド#」に変われば気持ちよくなりますよね。
つまりA7を変えて、
CC#dim7Dm7
とするとベースの音は、
「ド」→「ド#」→「レ」
となり、気持ちよく半音ずつ上げることが出来ます。
これがパッシングディミニッシュの使い方です。やってることは簡単ですよね。

なぜdim7コードに変えられるの?

結論として「7thコードが変形しているだけ」です。
7thコードに♭9thのテンションを足してrootを省略し、3rdをベースにするとdim7です。
逆に、元が7thコードじゃなければdim7を使うことは出来ません。

言葉のみで説明しても難しいので、もっと分かりやすく説明します。
例えば、A7というコードがあるとします。
構成音は下から、
「ラ」「ド#」「ミ」「ソ」
です。

次に♭9thのテンションを加えると構成音は下から、
「ラ」「ド#」「ミ」「ソ」「シ♭」
となりますね。

次にroot(ベースの音)を省略すると、
「ド#」「ミ」「ソ」「シ♭」
となり、7thコードを変形するだけでC#dim7が作られました。

なんでテンションを加えてまでdim7にするの?

ベースを半音ずつ動かしたいだけなら、A7をA7/C#と変えても良い。
でもコードの音全体で見ると、半音ずつ動く音はdim7に変えた方が多くなる。
具体例を見ていきましょう。

ベースを半音ずつ動かしたいだけの場合では、
A7/C#Dm7
とすればいいのです。しかしコード音全体で見ると半音ずつ動く音は、
「ド#」→「レ」
しかありません。

コードの音をできる限り半音ずつ動かしたい場合では、
C#dim7Dm7
と変えます。すると、コード音全体で見ると
「ド#」→「レ」「シ♭」→「ラ」
の二つが半音ずつ動きます。

半音ずつ動く気持ちいい音が多くなるからdim7に変える

パッシングディミニッシュの成り立ち

パッシングディミニッシュは「ベースが半音ずつ上がる」「ベースが半音ずつ下がる」と使い方が二種類あり、成り立ち方はそれぞれ別です。
これまでの説明で上昇パッシングディミニッシュの成り立ち方の解説は終わっています。
なので、ここでは下降パッシングディミニッシュについて解説していきます。

例えば、
EmD7G7
があります。
このD7セカンダリドミナントと呼ばれます。

参考:セカンダリドミナントの解説記事(7/1公開予定)

次にドミナントであるG7を変えます。
ドミナントは2-5進行の中で用いると強調され、音楽的に気持ち良くなります。

参考:ドミナントの解説記事(7/3公開予定)

ドミナントを強調するために、2-5進行の2であるDm7を挿入します。
Em7D7Dm7G7
ここまで来たら、上昇パッシングディミニッシュの時と同じです。
半音ずつの動きを作るために7thコードをdim7コードに変えるんでしたよね。
Em7E♭dim7Dm7G7
これで下降パッシングディミニッシュの成り立ちが分かりました。

実際に使われるパッシングディミニッシュの例

Em7 Ebdim7Dm7 Db7C

参考:「はじめてのかくめい!」のコード進行を解説【Aメロ編】

その他:パッシングディミニッシュ

パッシングディミニッシュの応用

ここまでの解説を踏まえ、もう一歩先のディミニッシュ・ボイシングが出来るようになれば、音選びの選択肢が増え、もっと作風を広げることが出来ます。

ディミニッシュ・ボイシングとは?

M7th,9th,11thのいづれかのノンコードトーンがコードトーンへ全音で向かう場合にできるボイシングです。
実際に具体例を見て使えるようになりましょう。

コードトーンとノンコードトーンとは?

コードトーンは例えばCだと、コードに使われている音の「ド」「ミ」「ソ」を指します。G7だと「ソ」「シ」「レ」「ファ」です。
ノンコードトーンは、コードに使われていない音の事です。

また、CM7th,9th,11thは「シ」「レ」「ファ」
FM7th,9th,11thは「ミ」「ソ」「シ」

ディミニッシュ・ボイシングの具体例

CAm7Dm7G7
というコードがあるとします。
C上のメロディが
「ド」「レ」「ミー」
とある場合だと「レ」9thノンコードトーンで、次は全音上の「ミ」に進みますね。その場合は、
「ド」→「レ」→「ミー」
CDdim/CC
のように一瞬だけ使うことが出来ます。

また、Dm7上のメロディが
「ファ」「ミ」「レー」
の場合だと「ミ」9thノンコードトーンで、次は全音下の「レ」に進みます。これも同様に、
「ファ」→「ミ」→「レー」
Dm7C#dim7/DDm7
と一瞬だけ使うことが出来ます。

注意点としましては、メロディはdim7のコードトーンに入ってなければなりません。
「ド」「レ」「ミー」
CCdim7C
という事はできません。(Cdim7に「レ」の音がないから
また、ベースの音は合わせてdim7のコードトーンを使う場合もありますが、基本的には元のコードのベースを鳴らす事が多いようです。

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