子供のワーキングメモリが低くて心配?脳科学的には正しいかも。

子供の集中力がない!人の話を聞けない!もしかしたらADHDなのかも…?

こういった疑問に答えます。

  本記事の内容

科学的な記事は特に信頼度が大事なので、記事下にまとめて参考にした論文を貼っています。

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子供のワーキングメモリが低くて心配?脳科学的には正しいかも。

子供のワーキングメモリが低くて心配?脳科学的には正しいかも。

自分の子供に目立つ行動があれば
「なんかずっと落ち着きがないけど大丈夫かな…」
「周りの子供たちはちゃんとしてるのに…」
と心配してしまうかもしれません。

ここでは子供のワーキングメモリが発達する時期についてお話します。

子供のワーキングメモリは低くて当たり前

結論として「小学生辺りまでワーキングメモリは低いです。

ワーキングメモリは、前頭前野と呼ばれる脳の部位に関係している「作業記憶」のことです。
ザックリ説明すると「脳のメモ帳」ですね。

この前頭前野が”年齢的に”まだ発達していない子供は、注意力が無かったり落ち着きが無かったりしてしまうのです。

なんせ「脳のメモ帳」のページ数がそもそも少ないから。

個人差にもよりますが、9歳くらいまで落ち着きが無くワーキングメモリが低いのは正常です。

それでは、いつ頃からワーキングメモリを司る前頭前野が発達するのか解説していきます。

子供のワーキングメモリは大体5歳辺りから

結論として「子供の”前頭前野”は5歳から成長し始め、約8歳くらいでほぼ大人と同じ大きさになります

チンパンジーは「水=危険」と覚えるために2歳3歳ごろには前頭前野が発達するようになってます。

しかし、3歳頃に前頭前野を発達させてしまうと、
「父はお腹が痛い。」
「母から父はお腹が痛いと電話で聞いた。」
と単語同士の繋がりがある「文章の入れ子構造」が理解できなくなってしまいます。

そのため人間は危険を犯してでも「複数の単語が扱えるようになる5歳頃から前頭前野が発達するように突然変異した」と言われています。

つまり8歳くらいまで落ち着きが無く、人の話がちゃんと聞けないのは当たり前なこと、というか高度な文明を獲得するための代償なのです。

8歳を過ぎても落ち着きが無いならADHDの可能性も。

ADHDは前頭前野の発達障害で、本来「5~8歳」で成長する前頭前野が「8~11歳」で発達します

ADHDは集中が出来ない病気だ」と思われるかもしれませんが、実際にはただ前頭前野の発達が3年遅れるだけです。

しかし周りとの差で責めたり落ち込ませたりしてしまうと、大人になっても集中力や注意力がなかったり、鬱や素行障害などの二次障害を負う可能性が高くなります。

少し遅れてるなぁと思ったら、一度ちゃんとした専門家がいる病院へ行きアドバイスを貰うべきです。

ADHDとワーキングメモリの関係性はこちらの記事で詳しく説明しています。

子供のワーキングメモリを高くする2つの方法

子供のワーキングメモリを高くする2つの方法

子供のワーキングメモリを鍛えるには2種類の方法があります。

ひとつは「脳トレをする方法
ふたつは「脳に良い栄養を取る方法

それぞれについて解説していきます。

簡単にワーキングメモリが鍛えられる脳トレをする方法

結論として「DNB課題しか効果がありません。

教育熱心な方なら「ストループ効果(文字と文字色が違うゲーム)が良いよ」とか「暗算が良いよ」とか聞いたことがあるかもしれません。

しかし、それらの脳トレはしっかりと研究結果がないのが実態です。

しかしミシガン大学の研究によると「DNB課題ならIQが平均5ポイント上がった」と結論が出ています。

DNB課題?なにそれ?って方はこちらの記事をご覧ください。

簡単にワーキングメモリが鍛えられる3つの栄養

結論として「亜鉛、マグネシウム、ビタミンB6」です。

これらの栄養には脳の成長に必要な「ドーパミン」「セロトニン」など含まれています。

また、セロトニンには”帯状回”と呼ばれる脳部位も鍛えられる事が分かっています。

帯状回を鍛えると「協調性が取りやすくなる。選択するのが早くなる。」などと前頭前野ほど目立った効果はないかもしれませんが、ついでに鍛えられるなら鍛えるべきだと思います。

栄養については長くなりますので、詳しく知りたいよ~って方はこちらの記事をご覧ください。

  参考論文

https://core.ac.uk/download/pdf/59167402.pdf
https://core.ac.uk/download/pdf/147820343.pdf
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjep1953/54/1/54_1/_pdf/-char/ja

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